省庁を20省に再編、内閣も改造

(エチオピア)

アディスアベバ発

2018年11月01日

アビィ・アハメド首相は10月16日、省庁を28省から20省に再編するとともに、内閣を改造した。閣僚20人のうち半数は女性を起用した。

主な省庁では、貿易省と工業省を統合し貿易産業省、通信・情報技術省と科学技術省を統合し革新・技術省、建設省と都市開発住宅省を統合し都市開発建設省とした。財務・経済協力省は財務省、国家計画委員会は国家計画発展省、水・灌漑・電力省は水・灌漑・エネルギー省、石油・天然ガス省は鉱山石油省とし、歳入関税庁は歳入省へ格上げ、公共企業省は公共企業庁へ格下げとなった。

閣僚人事では、20人のうち新任9人、留任7人、横滑り4人となった。主要閣僚では、ウォックナー・ゲベイョウ外相、ゲタフン・メクリア革新・技術相(統合前の科学技術相)、ジャンティラール・アベイ都市開発建設相(統合前の都市開発住宅相)、シレシ・ベケレ水・灌漑・エネルギー相(名称変更前の水・灌漑・電力相)が留任した。建設相だったアイシャ・モハンメド氏が女性初の防衛相に、政府広報担当相だったアフメド・シデ氏が財務相に横滑りで就任した。

新任の経済閣僚では、ダグマウィット・モゲス運輸相(前アディスアベバ市副市長)、フェトレウォルク・ゲブレゼベル貿易産業相(ティグライ人民解放戦線副議長)、サミュエル・ホルコ鉱山石油相(前エチオピア・ワチェモ大学学長)、アダネック・アベベ歳入相(オロモ民主党理事)が就任した。

(脇田陽平)

(エチオピア)

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