モロッコと韓国が6つの協力協定に署名

(モロッコ、韓国)

ラバト発

2018年12月26日

モロッコのエル・オトマニ首相と韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相は12月20日に、モロッコの首都ラバトで6つの協力協定の署名式を行った。李首相は官民ミッションとともに12月20~22日にモロッコを訪問し、滞在中には経済フォーラムも開催して両国間の経済関係強化を図った。協定は、高等教育、再生可能エネルギー、自動車産業、通信ネットワーク、投資促進の各分野にわたっており、詳細は次のとおり。

  1. モロッコのサイード・アムザージー国民教育・職業訓練・高等教育・科学研究相と韓国のチョ・ヒョン外交部第1次官は、高等教育協力に関する覚書(MOU)に署名。
  2. モロッコのムニア・ブセッタ外務・国際協力相付閣外相とソン・デク・ユン駐モロッコ韓国大使が、グリーンビルディングおよびスマートグリッドの研究開発プラットフォーム「グリーン・アンド・スマートビルディングパーク」を設立するプロジェクトに関して文書交換のかたちで協定を締結。
  3. ムハンマド・ガッラース国民教育・職業訓練・高等教育・科学研究相付職業訓練担当閣外相と韓国国際協力団(KOICA)のイ・ミギョン総裁が「カサブランカ自動車産業訓練機関の設立」に関する覚書に署名。
  4. モロッコ持続可能エネルギー庁(MASEN)のムスタファ・バクリ長官と、KOICAのイ総裁が「スマート・マルチ・マイクログリッドの研究開発プロジェクト」に関する覚書に署名。
  5. モロッコ投資輸出開発庁(AMDIE)と大韓貿易投資振興公社(KOTRA)の各総裁が覚書を締結。
  6. 太陽エネルギー・新エネルギー研究所(IRESEN)と韓国電子技術研究所(KETI)は覚書を締結。

(本田貴子)

(モロッコ、韓国)

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