アルコール販売・取り扱い規制を大幅強化、2019年1月から3段階で

(トルクメニスタン)

欧州ロシアCIS課

2018年12月14日

トルクメニスタンで2019年1月から2021年にかけて、酒類の販売・取り扱いの規制が大幅に強化される。2018年12月1日からは酒類、たばこ類への税率が既に引き上げられている。

報道によると、グルバングルィ・ベルディムハメドフ大統領が署名した法律「アルコールの有害作用の防止について」が公示(2018年12月10日)され、2019年1月、2019年7月1日、2021年1月1日の3段階で規制が強化される。規制の内容は表のとおり。

表 酒類販売・取り扱い・飲用に関連する規制内容と導入時期

また、2018年12月1日からは酒類・たばこ類の税率が引き上げられており、酒類に関しては10ポイント分(酒税、輸入関税)、たばこ類については17ポイント分が引き上げられている(注)。

2018年7月にベルディムハメドフ大統領によって承認された、「2018~2024年のアルコールの有害作用の防止に関する国家プログラム」の一環とみられる。

(注)酒税率は、ビールが10%から20%へ、ワイン・リキュールその他アルコール度数20%未満の税率が15%から25%へ、アルコール度数20~30%未満が30%から40%へ、同30%以上が40%から50%に引き上げられた。輸入関税率に関しては、ビールが50%から60%へ〔ただし1リットル当たり5マナト(約160円、1マナト=32円)を下回らない〕、アルコール度数20%未満の酒類が100%から110%に(同25マナトを下回らない)、度数20%以上は100%から110%(同40マナトを下回らない)に引き上げ。たばこ類は、30%から47%になっている(ただし1箱当たり2ドルを下回らない)。

(高橋淳)

(トルクメニスタン)

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