EU首脳、欧州議会の日EU・EPA採択を歓迎

(EU、日本)

ブリュッセル発

2018年12月14日

欧州理事会(EU首脳会議)は12月13、14日に行われているEU首脳会議の初日の協議事項を総括した。外交関連では、12日に欧州議会(本会議)が日EU経済連携協定(EPA)勧告案を採択(2018年12月13日記事参照)したことについて、「前向きな採決結果を歓迎。迅速な発効に期待する」との見解を明らかにした。

日EU・EPAの早期発効に期待感示すEU首脳

欧州理事会のドナルド・トゥスク常任議長は12月13日、ツイッターで日EU・EPAに対する期待感を表明し、「親愛なる日本と欧州の友人の皆さん:これまでで最大級となる通商協定が実現します。我々の関係はこれまでにないほど強固なものになります。この方向に向かって進みましょう。欧州議会における日EU・EPAおよび日EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)の採決結果を歓迎します」と、日本語で投稿した。

欧州委員会のジャン=クロード・ユンケル委員長も12月12日、欧州議会の日EU・EPA承認について「欧州議会の強力な支持を得て、世界最大の貿易協定が2019年2月に発効することになるだろう」とツイッターに投稿した。また、「日本とEU双方の企業、市民にとって朗報であり、『ルールに基づく貿易』にとっても良いことだ」とも発信した。

(前田篤穂)

(EU、日本)

ビジネス短信 d7a356c97e77f739