日ブラジル間の特許審査ハイウェイの対象技術分野が拡大

(ブラジル、日本)

サンパウロ発

2019年01月17日

ジェトロが1月16日に東京で実施した「日ブラジル特許審査ハイウェイセミナー」で、ブラジル産業財産庁(以下、INPI)の講演者が、日本の特許庁(JPO)とINPIとの間で実施されている特許審査ハイウェイ(PPH)の対象となる技術分野が2019年4月1日から拡大される予定であることを紹介した。

INPIが受け付けるPPH申請対象となる出願の技術分野は、これまでのIT分野や自動車関連技術を中心とした機械分野に加え、高分子化学、冶金(やきん)、材料、農芸化学、微生物、酵素などが追加される。

PPHの対象拡大により、特許審査の遅延が深刻な問題となっているブラジルで、より多くの業種が早期に特許権を取得することが可能となる。

2019年4月1日以降の日ブラジル間PPHの詳細は経済産業省のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに解説がある。

写真 講演するブラジル産業財産庁のジエゴ・ムスコッフィ共同審査グループ長(ジェトロ撮影)

講演するブラジル産業財産庁のジエゴ・ムスコッフィ共同審査グループ長(ジェトロ撮影)

(岡本正紀)

(ブラジル、日本)

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