LGエレクトロニクス、2018年第4四半期の営業利益は8割減

(韓国)

ソウル発

2019年02月15日

LGエレクトロニクスは1月31日、2018年第4四半期(10~12月)と通年の業績(連結ベース)を発表した。それによると、第4四半期の売上高は前年同期比7.0%減の15兆7,723億ウォン(約1兆5,772億円、1ウォン=約0.1円)、営業利益は79.4%減の757億ウォンとなった(添付資料参照)。有機ELテレビなどのホーム・エンターテインメントの営業利益が減少し、携帯電話などのモバイル・コミュニケーションズの営業赤字が拡大したことが大きく影響した。なお、2018年通年の売上高は前年比0.1%減の61兆3,417億ウォンとなり、営業利益は9.5%増の2兆7,033億ウォンと、減収増益だった。白物家電をはじめとするホーム・アプライアンス&エア・ソリューション部門とテレビなどのホーム・エンターテインメント部門の営業利益が過去最大となった。

同社が発表した第4四半期の部門別の業績は次のとおり。

◇ホーム・アプライアンス&エア・ソリューション(洗濯機、冷蔵庫、エアコンなど)

韓国、欧州、アジアなどでの販売が好調で、プレミアム製品の販売拡大や原価削減を受け、前年同期比で増収増益となった。

◇ホーム・エンターテインメント(有機ELテレビなど)

新興国市場の景気停滞、マーケティング費用の増加、中南米諸国の通貨安などを受け、減収減益となった。

◇モバイル・コミュニケーションズ(携帯電話など)

世界のスマートフォン市場の停滞、販売拡大のためのマーケティング費用の増加により売上高は減少、営業利益は赤字を記録した。

◇ビークル・コンポーネンツ(自動車電装部品など)

新規プロジェクトが量産段階に入り、2018年8月に買収したオーストリア・ZKWの業績が反映され、売上高は増加したが、営業利益は赤字となった。

◇B2B(電子看板、太陽光発電モジュールなど)

米国での太陽光発電パネルの販売が減少したほか、太陽光パネルの値下がりにより減収減益となった。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

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