グループPSAのモロッコでの自動車部品調達額、3年前の2倍に

(モロッコ)

ラバト発

2019年02月26日

フランスの自動車メーカー大手のグループPSAは2月18日、モロッコでの2018年の自動車部品の調達額が約7億ユーロに上り、2015年の2倍になったことを明らかにした。現在、モロッコの63以上のサプライヤーがPSAグループの中東アフリカ地域および欧州の工場に部品を供給している。

グループPSAはモロッコ内で全バリューチェーン(地域統括センター、イノベーション、研究、開発、生産、貿易)をカバーする唯一のメーカーだ。モロッコでは、2017年にカサブランカに地域統括センターを設置し、また同年には、研究開発を担うモロッコテクニカルセンター(MTC)も開設した。さらに、モロッコの大学や学術機関と応用研究の協定を締結し、可動システムの研究プログラムを4年間にわたり実施している。2019年にはケニトラ工場でエンジンと年間10万台の車両生産開始を予定し、2020年からは年間20万台の車両生産を目指す。

ケニトラ工場で生産された車両は、欧州などに輸出するためタンジェ・メッド港に鉄道で運ばれる予定で、同港は車両ターミナルに車4,000台を収容できる立体駐車場の建設を開始した。モロッコでは自動車産業が安定的に成長しており、自動車・同部品が主要輸出品目となっている。

(本田貴子)

(モロッコ)

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