たばこ、炭酸飲料などに物品税を導入

(オマーン)

ドバイ発

2019年03月22日

オマーンのスルタン・カブース国王は3月13日に勅令を出し、物品税法を承認した。同法は官報での公示から90日後に発効し、その後、財務省が6カ月以内に実施細則を発表する予定。この制度は湾岸協力会議(GCC)の合意に基づくもので、導入はサウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールに次いで5カ国目。次の対象製品・税率で導入される。

  • たばこ:100%
  • アルコール:100%
  • 豚製品:100%
  • エナジードリンク:100%
  • 炭酸飲料:50%

また、GCCで2018年1月1日までの実施が合意された5%の付加価値税をオマーンはまだ導入していない。2018年9月に開催されたイベントで、財務省は2019年9月の導入を目指すと発言しているが、産業界からは景気減退期の導入に反対する声も大きく、実施時期はまだ明確になっていない。

(山本和美)

(オマーン)

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