中国初の日本料理業協会が深センで設立

(中国)

広州発

2019年03月25日

広東省深セン市内のホテルで1月10日、深セン市日本料理行業(産業)協会設立式典が開催された。同式典には、深セン市民政局、在広州日本総領事館、ジェトロから関係者が出席した。同協会は日本料理店に特化した中国初の業界団体で、会員企業は現在140社に上る。

写真 深セン市日本料理行業協会設立式典の様子(ジェトロ撮影)

深セン市日本料理行業協会設立式典の様子(ジェトロ撮影)

協会設立後の取り組みや今後の計画について、同協会の姚明副会長兼秘書長は「深セン市では人件費の高騰と外来人口の多さゆえに、人口の流動性が高い。そのため、スタッフの離職率が高く、人員不足が生じている日本料理店も多い。課題解決のため、当協会は深セン市職業技術学校と労務提携に向けた交渉を開始した。同校の学生に、当協会の会員企業でインターンシップを実施し、卒業後、そのまま就職させる取り組みを始めている」と語った。さらに同氏は、中国消費者に向けて日本料理を普及させていくため、深セン市のテレビ局などのメディアを活用した、日本食を紹介する番組制作も計画しているとした。

(張文婷)

(中国)

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