中国・湖北省人民政府と業務協力に関する覚書(MOU)を更新調印

2018年8月

2018年8月30日(木曜)、石毛理事長は中国・湖北省人民政府の王暁東省長と都内で会談しました。

湖北省は日系自動車メーカーの進出や生産拡大、小売りなどのサービス関連企業の展開もあり、日系企業および駐在員数ともに増加を続けております。

今回、王省長は企業や政府関係など約100名ものミッション団を組織し、初めて日本を訪問されました。

石毛理事長は王省長に対し、日本と湖北省の経済ビジネス交流強化に向けたジェトロの共同事業構想として、(1)企業間交流の促進、(2)双方向投資の促進、(3)事業環境高度化の促進を提案しました。また、中国日本商会(北京の進出日系企業組織)とジェトロが取りまとめている中国政府への投資環境改善に向けた「建議書」である「中国経済と日本企業2018年白書」を手交し、湖北省に進出する日系企業の改善要望を説明しました。

王省長は、湖北省政府と進出日系企業による定期的な対話を早期に実現すること約束。迅速に問題を解決しビジネス環境を改善していくと強調しました。

会談後、石毛理事長と王省長は、ジェトロと湖北省政府の業務協力に関する覚書(MOU)に調印しました。
今回の覚書更新を契機として、ジェトロは、我が国と湖北省との経済、産業振興のさらなる推進を通じて、湖北省との一層の協力拡大に取り組みます。

今次覚書の主な合意事項は次の通り。

  • 双方は、双方向での貿易および投資の拡大に向けて、お互いに協力のパートナーであるとの認識の下、お互いの発展に向けたサポートを行う。
  • 双方は、新エネルギー、環境・省エネルギー、スマート製造、高齢者産業、現代サービス業等の分野においてビジネス交流を促進するための協力を行う。
  • 双方は日中間における中小企業の技術、人材等の面で交流協力を行う。
  • 双方は、知的財産権保護関連事業を共同で推進し、知的財産権保護の啓発、教育、人材育成等の面で交流協力を行う。
  • 双方は、企業の双方向での投資、経済貿易活動を支援するため情報交換を強化し、必要に応じて、共同で意見交換会、セミナー、商談会、貿易投資ミッション派遣などの活動を実施する。