ピンクヴァルト・NRW州経済・イノベーション・デジタル化・エネルギー大臣を迎えてNRWインターナショナルおよびNRWインベストと協力覚書(MoC)を交換

2018年10月

ジェトロは、ドイツ最大の経済州ノルトラインヴェストファーレン(NRW)州企業の国際化支援機関であるNRWインターナショナルおよびNRW州への投資誘致機関であるNRWインベストとの間で相互協力強化に関する覚書を、2018年10月16日に締結しました。

今回の協力覚書締結は、NRW州のアンドレアス・ピンクヴァルト・経済・イノベーション・デジタル化・エネルギー大臣の訪日の機会を捉え行ったもので、同大臣出席のもと締結式を行いました。

NRW州(州都:デュッセルドルフ)のGDPは6,900億ユーロを超え、ドイツ最大です。ドイツの中でも最大の対内直接投資残高を有し、とりわけ日本企業が最も多く集積するNRW州(進出日系企業数622社(注1))は、日本企業の中欧における投資の中心になっています。日EU経済連携協定締結を受け、日本とNRW州相互の長く密接なビジネス関係の拡大が期待されます。
(注1)外務省「海外在留邦人等統計」(2017年10月現在)

ドイツ政府が設立したスタートアップ支援機関の年報によれば、NRW州にはドイツのスタートアップ企業の約19%が立地しており、国内最大の集積を誇ります。日本のスタートアップエコシステムとの連携を通じて、日本とNRW州の企業・スタートアップ同士のマッチングを進める可能性を秘めています。

今年7月の日EU・EPA署名後、ジェトロがEU域内の機関と協力覚書を締結するのは今回が初めてとなりました。ピンクヴァルト大臣は挨拶の中で、日EU・EPAにより、日本企業の欧州進出、欧州企業の日本進出のチャンスが拡がることに期待すると述べました。

ジェトロ、NRWインターナショナル、NRWインベストは、お互いに連携を強化することにより、それぞれのネットワークを使ったビジネス協力の推進、相互への情報提供や相互の関心に基づくイベント開催に関する協力を進めて参ります。

左から、ゲオルグ・K・ロエルNRWジャパン社長、ペトラ・ヴァスナー・NRWインベスト理事長、
アンドレアス・ピンクヴァルト・NRW州経済・イノベーション・デジタル化・エネルギー大臣、
入野泰一ジェトロ理事、ローランド・シーファーNRWインターナショナル副理事長(※)、
渡邊全佳ジェトロ デュッセルドルフ事務所長
※アルムット・シュミッツNRWインターナショナル理事長の代理出席

概要

日時 2018年10月16日(火曜)18時00分~18時30分
場所 赤坂プリンスクラシックハウス2階 プリンスルーム
調印者
  • ペトラ・ヴァスナー NRWインベスト 理事長
  • アルムット・シュミッツ NRWインターナショナル 理事長
    ※当日はローランド・シーファー副理事長が代理出席
  • 入野 泰一 ジェトロ 理事
ウィットネス:
アンドレアス・ピンクヴァルト NRW州経済・イノベーション・デジタル化・エネルギー大臣