アフリカを中心に開発途上国28カ国を支援:FOODEX JAPAN 2019に出展、TICAD7のパートナー事業に認定

2019年02月27日

ジェトロは、3月5日から8日に千葉県・幕張メッセにて開催されるアジア最大級の食品・飲料専門展示会「FOODEX JAPAN 2019(第44回国際食品・飲料展)」(以下、FOODEX)に、「WORLD FOOD MARKET」と銘打ったジェトロ・ゾーンを設置します。
ジェトロは、アフリカをはじめとする開発途上国企業の日本市場参入をサポートし、これらの国々の食品産業育成を支援しています。1997年以来、20年余りでのべ100カ国、約1,500社の出展を支援してきました。また、わが国食品バイヤーの皆様には、新たな食材を発掘し、輸入食材の調達先を拡充する場として、ご活用いただいています。

1.途上国28カ国の企業が集結、ボツワナとモザンビークが初出展:

23回目を迎える今回は、アフリカ、アジア、中南米、欧州・CIS、中東、大洋州の28カ国から、49社の食品・食材を紹介します。うち、ボツワナとモザンビークの企業が初めてジェトロ・ゾーンに参加。ボツワナからは、2017年創業の若い企業2社が、紅茶やジャムを出品します。モザンビークからは、近年注目が高まるモリンガの加工品を出品します。

2.注目のスーパーフードやバニラ、カカオをジェトロ・ゾーンで:

ジェトロ・ゾーンの特徴は、途上国の珍しい産品を幅広く紹介していること、既存の輸入食材の代替供給先候補を紹介していることです。今回注目の食材は、近年スーパーフードとして注目されるモリンガ。初出展のモザンビークをはじめ、5社(ガーナ、ナイジェリア、マダガスカル、モザンビーク、スリランカ)がモリンガ製品を出品します。また、価格高騰が懸念されるバニラやカカオを扱う企業も世界中から集まります。バニラは3社(いずれもマダガスカル)、カカオ豆およびその加工品は8社(コートジボワール、ナイジェリア、マダガスカル、ミャンマー、グアテマラ、ベネズエラ、バヌアツ)が出品します。新食材の発掘、新たな輸入先の開拓に、「WORLD FOOD MARKET」を是非ご活用ください。


FOODEX JAPAN 2018:ジェトロ・ゾーン


FOODEX JAPAN 2018:世界の食材が並ぶ商品紹介コーナー

3.TICAD7のパートナー事業に認定:

FOODEXジェトロ・ゾーンは、2019年8月に開催されるTICAD7(第7回アフリカ開発会議)のパートナー事業に認定されました。本事業はアフリカをはじめとする開発途上国の産業育成支援に寄与するもので、TICADを軸とするジェトロの対アフリカ事業の一環でもあります。今回も、アフリカから、初出展の2カ国を含む13カ国・20社が出展し、日本市場への参入を目指します。
また、ジェトロは、8月のTICAD7本番に合わせ、「日本・アフリカビジネスEXPO」を開催します。ジェトロは、フロンティア市場として期待されるアフリカ54カ国を対象に、日本企業との交流の場を提供します。


FOODEX JAPAN/国際食品・飲料展概要2019

名称
:FOODEX JAPAN 2019/ 第44回国際食品・飲料展
日時
:2019年3月5日(火曜)~8日(金曜)
場所
:幕張メッセ
展示規模
:3,500社/4,100ブース(予定)

ジェトロ・ゾーン概要

主催
:ジェトロ
出展ホール
:幕張メッセ内ホール9-9B60
出展企業
:28カ国49社(別添参照)
出展規模
:396平方メートル
支援内容
  1. 標準ブースの提供
  2. 輸送・通関サービス(アフリカのみ)
  3. 英・仏・西・露の通訳配置(2社に1名)
  4. 食品業界の専門家による会期中のコンサルテーション
  5. ビザ発給サポート

FOODEX JAPAN 2018:ジェトロ・ゾーン出展者ブース

ジェトロ展示事業課 (担当:高野、川崎)
Tel:03-3582-5541
E-mail:faa-foodex@jetro.go.jp