WTO・他協定加盟状況

最終更新日:2023年05月30日

世界貿易機関(WTO)加盟済み、WTO貿易円滑化協定に批准済み。
二国間投資協定は23カ国・地域と調印、22カ国・地域と実施。
ASEANとしての地域協定は、ASEAN-CEPT協定、ASEAN物品貿易協定、ASEANサービス枠組み協定、ASEAN包括的投資協定、ASEAN自由貿易協定を締結。
その他、アジア太平洋貿易協定および地域的な包括的経済連携協定を締結している。

WTO貿易円滑化協定(WTO Trade Facilitation Agreement

2013年2月2日、ラオスは158カ国目の参加国としてWTOに加盟した。2015年9月29日には、WTO加盟国の中で18カ国目のWTO貿易円滑化協定批准国となった。全3節24条から成る同協定は、関税貿易一般協定(GATT)第5条(通貨の自由)、第8条(輸出入手続きの簡素化)、第10条(貿易規則の公表と公平な実施、異議申立制度の制定)の明確化、改善を目的にしたもので、2017年2月22日に全WTO加盟国の3分の2の批准をもって発効した。先進国は原則として第1節全12条項の即時実施が義務付けられているが、開発途上国およびラオスを含む後発開発途上国は、第2節で定められる特別処遇により、自国の能力に応じた実施開始期間の設定や先進加盟国等からの技術支援を受けることなどが認められている。
協定の概要は、ジェトロの記事:「WTO貿易円滑化協定が発効、全加盟国・地域が参加」(2017年3月1日付)を参照。

二国間投資協定

現在、次の23カ国・地域と二国間投資協定に調印しており、そのうち22カ国・地域との協定が実施されている(*印:調印済みだが実効に至っていない国)。
オーストラリア、ベラルーシ、カンボジア*、中国、キューバ、デンマーク、フランス、ドイツ、日本、韓国、クウェート、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、オランダ、パキスタン、ロシア、シンガポール、スウェーデン、スイス、タイ、英国、ベトナム

(出所)国連貿易開発会議(UNCTAD)ウェブサイト『Investment Policy Hub外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

経済外交両面で「特別な関係(Special Relationship)」にあるベトナムとは、2015年3月3日に改正貿易協定に調印した。同協定は、1998年協定および2011年協定を改正したもので、二国間の貿易においては95%以上の物品にかかる関税が撤廃された。また、2015年6月27日には二国間で国境貿易協定が締結された。同協定では、国境地域の住民による売買や物々交換、国境マーケットなどについて定められており、国境地域の0%関税と付加価値税免除などを含む。

自由貿易協定、関税同盟、特恵貿易協定、その他の貿易協定

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ジェトロ:世界のFTAデータベース