イラン自動車・自動車部品産業市場動向調査(2018年7月)

2018年07月27日

最終更新日:

イランは、世界第一位の天然ガス埋蔵量と世界第四位の原油埋蔵量を誇り、エネルギー大国として知られているが、石油部門がGDPに占める割合は2割超に過ぎず、製造業も発展しており、中東屈指の工業国である。製造業の中で最も大きな産業は自動車産業であり、自動車生産台数は2011年度には約160万台に達した。その後、経済制裁の影響で生産台数は減少したものの、2017年度の自動車生産台数は約153万台まで持ち直しており、現在世界14位に位置する。イラン政府は、2025年までに生産台数300万台、うち100万台を近隣諸国へ輸出するという野心的な目標を掲げているが、この目標の達成に向けて、生産現場においては品質および生産性の向上が大きな課題になっている。

本レポートは、イラン自動車産業および自動車部品産業の市場動向、主要企業、外国企業動向、政府規制について概要をまとめたものである。本レポートが、自動車および自動車部品関連の日本企業の方々にとって、イラン自動車産業に対する理解の一助となれば幸いである。

なお、2018年5月8日に米国トランプ大統領はイランの核開発に関する「共同包括行動計画(JCPOA)」から離脱を発表し、今後イラン自動車産業の状況は大きく変化することが考えられ、その点は十分にご留意願う。

別添資料:
  1. 乗用車が満たすべき85項目の規格 SIRI発行資料(ペルシャ語):33ページ
  2. 乗用車が満たすべき85項目の規格 英語仮訳:34ページ~
  3. 自動車部品 Main Player List:38ページ~
発行年月:
2018年07月
作成部署:
ジェトロ途上国ビジネス開発課、ジェトロ・テヘラン事務所
総ページ数:
65ページ

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