更新情報英国最大の原子力事業会社Cavendish Nuclearが東京に株式会社を設立

Cavendish Nuclear社は、Babcock International Groupの完全子会社であり、英国最大の原子力事業会社。これまで50年以上の実績と知見を生かして原子力プラントの設計・製造・建設から廃棄物管理システムの設計・建設、廃止措置に至るまで事業を展開してきた。現在、英国において、原子炉の建設・稼働中のサポート、停止した原子炉の廃止措置の事業を行っている。

廃炉の検討が進む日本で、今後更に事業を進展させるため、2018年10月に東京でCavendish Nuclear Japan株式会社を設立した。日本のパートナー企業との協力関係の構築および新規事業を開拓していく狙いだ。

現在、日本では、一部の電力会社が原子力発電所の廃止措置を表明するなど、廃止措置に関する本格的な検討、準備が始まっている。同社は2019年8月、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構とのもんじゅの高速炉の廃止措置を支援する契約を締結した。この契約は英国の高速炉の廃止措置の経験に基づいており、最高レベルの安全性と環境保護を確保する。

同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター（IBSC）は、テンポラリーオフィスの貸与、コンサルテーション（登記）、情報提供（市場、規制・法制度）、サービスプロバイダ（不動産会社）の紹介を行った。