外資系企業動向

フィンランドの高齢者用腕時計型ウェアラブルデバイスを開発・提供するNavigilが横浜市に日本法人を設立

2023年01月10日

2010年にフィンランドで設立された Navigil Ltd.外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、腕時計型ウェアラブルデバイスを利用した遠隔介護サービスを提供する企業。ドイツ、英国、スペイン、イタリア、米国に子会社があり、世界30カ国にサービスを提供している。

拠点設立
2020/07
進出先
横浜市 , 神奈川県
  • ICT
  • フィンランド

同社は、認知症や要介護者の高齢者が、住み慣れた地域で安心して暮らし続けてもらうこと、また、深刻な介護人材不足および介護者の負担を減らすことを目指し、同社の顧客が自社のブランドとして販売するホワイトラベルの高齢者用腕時計型ウェアラブルデバイスを開発した。

本製品は、脈拍数、呼吸数の計測や転倒の検出ができ、ボタンひとつで介護者に緊急電話をすることができる。屋外ではGPS、屋内ではBLEビーコンにより装着者の位置情報を把握し、あらかじめ設定したセーフティーゾーンを出ると、介護者に自動アラームを送信する機能があり、装着者の状態を遠隔で見守り管理することができる。また、高齢者が使いやすいように、複雑な操作を避け、緊急時にボタン一つで家族や介護者に助けを求めることができるため、一人で生活するアクティブシニア（活動的な高齢者）の生活もサポートすることができる。

日本でのサービス展開を目的に2020年7月、神奈川県横浜市にNavigilジャパン株式会社を設立した。販売・サポート体制の構築、生産規模の拡大を目指し、2023年より本格的に市場参入をしていく。

同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資ビジネスサポートセンター（IBSC）では、会社設立に係るコンサルテーション（登記、ビザ、税務）、市場情報提供、サービスプロバイダ（行政書士、会計事務所）の紹介、ビジネスマッチングなどの支援を行った。

Navigilのウエルネス腕時計

ウエルネス状態のモニタリングと通知

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