順調な成長見込むが、政権運営に懸念も−2013年の経済見通し−

(バングラデシュ)

ダッカ事務所

2013年01月07日

2012/13年度(2012年7月〜13年6月)は6.0〜7.2%のGDP成長率が政府、世界銀行、アジア開発銀行(ADB)によって予測されている。好調な内需を背景に政府はさらなる成長を見込む一方、世銀、ADBは一向に改善しない社会インフラの整備状況を深刻視しており、若干の成長鈍化を予測する。石油製品輸入の急増に伴い2010年半ばから続いた通貨タカの下落や国内の物価上昇は落ち着きを取り戻しており、主要輸出先である欧州の景気不振にもかかわらず衣料品の輸出も伸びを維持、海外出稼ぎ労働者の送金も順調に伸びており、マクロ経済は今後も安定的に推移することが見込まれる。

ビジネス短信 50ce8bb281a38

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