電力分野の債務が名目GDPの4%に拡大−電力料金の不払いが最大の原因−

(パキスタン)

カラチ事務所

2013年04月24日

電力分野の債務が2012年度末(2012年6月末)の時点で、8,720億ルピー(1ルピー=約1.0円)と名目GDPの4%に上っていることが明らかになった。パキスタン計画委員会と米国国際開発庁(USAID)が2013年2月に取りまとめた共同報告書によると、消費者の電力料金の不払いと政治的な影響により、発電料金を適正に電力料金に反映できないことが主な原因だ。報告書では、統一電力料金の廃止など、電力料金の徴収に関し適切な政策を導入し、電力産業のガバナンスを向上させることを提言している。

ビジネス短信 5174d7fb42a68

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