乳製品最大手バリオ、ロシアの輸入禁止措置で打撃−最近のEU・ロシア関係の各国経済への影響−

(フィンランド、ロシア)

ヘルシンキ事務所・欧州ロシアCIS課

2014年09月16日

2014年上半期(1〜6月)のフィンランドからロシアへの輸出は前年同期比11.9%減、輸入は10.5%減となった。ロシア政府は8月7日からEUなどからの農水産物・食料品の輸入を禁止しており、輸出のさらなる減少が見込まれる。輸入禁止措置のフィンランド最大の被害者は乳製品最大手バリオとみられる。対象品目の輸出額の85%を同社製品が占めているからだ。また、ロシアとの関係悪化により観光業への打撃も懸念されている。

ビジネス短信 540fe82088798

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