中・東欧経済は2015年以降も2%台の成長を維持−ウィーン比較経済研究所の秋季予測−

(ロシア、ウクライナ)

ウィーン事務所

2014年12月01日

ウィーン比較経済研究所(WIIW)の秋季経済予測によると、中・東欧諸国は、ユーロ圏の経済停滞やロシア・ウクライナ情勢の悪化にもかかわらず、緩やかな経済成長が見込まれる。中・東欧のEU加盟11ヵ国の2014年の実質GDP成長率は平均2.6%で、EU28ヵ国の平均を1.3ポイント上回り、2015〜2016年も同様のペースで成長する見通し。南東欧諸国の景気回復は2015年以降となる。一方、紛争当事国のウクライナとロシアでは、景気がさらに悪化するとみられ、中期的な展望が不確実な情勢だ。

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