ECOWAS関税同盟が発足、5段階の対外共通関税を導入

(西アフリカ、アフリカ)

アビジャン事務所

2015年03月26日

西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は1月1日に関税同盟を発足させ、対外共通関税(CET)を導入した。域外からの輸入に対し35%を上限に5段階の共通関税を課す。これにより、ECOWASでは関税制度が簡素化されるとともに、実質的な関税率の引き下げとなった。加盟国間では1990年以降、域内産品に対する関税を撤廃する自由貿易協定(FTA)が発効している。関税同盟の発足を経て、地域共通市場の形成に向けた市場統合に弾みがつくことが期待される。

ビジネス短信 55124477b1008

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