20年超の実績を生かし中国拠点を再強化-在華南日系企業のアジア戦略(4)-

(中国、ASEAN、フィリピン)

アジア大洋州課

2016年01月19日

 通信機器、事務機器、IT関連製品を中心に、企業集積の厚みを持つ中国・華南地区では近年、賃金上昇や環境などの規制強化により、新たにASEANへ目を向ける企業が多い。1990年代から中国生産を行うエステー産業では、2014年に深セン工場を清算した後、同じ華南地区の仏山工場を立ち上げ、主に欧州向けの輸出生産拠点として再強化している。日本、仏山、フィリピンの3拠点で生産を行い、相互に補完し合う体制を取る。同社の中国子会社である仏山龍升打印機零件(FST)の大島政貴総経理に話を聞いた。

ビジネス短信 58856d07a31942de

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