カタルーニャ州と中央政府のにらみ合い続く-自治権停止は10月末まで猶予-

(スペイン)

マドリード発

2017年10月20日

独立問題をめぐり緊張が続くカタルーニャ州について、中央政府は10月19日、同州の自治権停止に向けた手続きを続行すると発表した。同州政府は独立の保留と引き換えに対話を要求、中央政府は州議会の解散・選挙が自治権停止の条件としており、対立は平行線をたどっている。企業の本社登記地の移転が続くほか、小売業や観光、不動産投資などにも悪影響が及ぶとみられている。政府は内需縮小を理由に2018年の経済成長見通しを0.3ポイント下方修正し2.3%とした。

ビジネス短信 ad0e7f51e93d111b

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。