TIRカルネの利用が可能な国境ポイントを3カ所追加

(ロシア)

モスクワ発

2018年04月13日

TIRカルネの適用が可能なロシアの国境ポイントが4月14日より3カ所追加となり、合計48カ所となる。これは「2018~2019年におけるユーラシア経済連合(EEU)域内市場の障害除去に向けた行動計画(ロードマップ)」に基づくもの。具体的には、2017年10月24日付ロシア財務省規程第159n号「TIRカルネ(注)を用いた国際貨物輸送に関する関税条約に基づく貨物の移動」により規定される。

今回EEU関税地域への輸入に際して、TIRカルネを用いたトランジット税関手続きが可能となるロシアの国境ポイントは、a.ブリャンスク州トロエボルトノエ(ウクライナ国境、ロシアの主要幹線道路M3上に立地)、b.ベルゴロド州ネホテエフカ(ウクライナ国境、同M2上に立地)、c.レニングラード州ブルスニチノエ(フィンランド国境、レニングラード州ブィボルグとフィンランド南東部ラッペンランタを結ぶ幹線道路上に立地)の3カ所。国境ポイントのリストは表のとおり。

表 TIRカルネ利用可能な国境ポイント(2018年4月14日以降、下線部が新規追加分)

(注)国際道路運送条約第6条に基づいて認定された団体が発給する通関手続き用および輸入税などの担保用書類。

(齋藤寛)

(ロシア)

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