日本が「スタートアップナイト」のパートナー国に

(ドイツ)

ベルリン発

2018年08月22日

ジェトロは7月31日、欧州を代表するスタートアップイベントのスタートアップナイトを運営するオンザロックと、「スタートアップナイト2018外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」のパートナー国に日本が就任することについて合意し、署名を行った。2016年の米国、2017年のイスラエルに続くパートナー国となる。

スタートアップナイト2018は、9月7日に、ドイツ・ベルリンのドイツテレコム、フォルクスワーゲン(VW)、コメルツ銀行、マイクロソフト各社の社屋を会場に開催される。主催者によると、約250社のスタートアップが展示に参加し、5,000人以上の来場者が見込まれる。人工知能(AI)、ロボティクス、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、モビリティー、エネルギー、コミュニケーション、ヘルスケア、フィンテックなどを対象分野とし、ドイツをはじめ欧州のスタートアップ、大手企業、投資家が集まる。

ドイツテレコムの会場ではオープニングとピッチイベント(注)を実施するメインステージのほか、スタートアップブース、テレコムパビリオン、ジャパンパビリオンといった展示会場が設置される。VWの会場では自動車、マイクロソフトの会場ではAI、フィンテック関連のイベントが同時開催される。

日本からはスタートアップ6社(WELCON、FutuRocket、HoloEyesなど)が参加する。

ジェトロはパートナー国である日本の企業を束ねるジャパンパビリオンを出展し、日本のスタートアップの海外展開を支援する。併せて、日本のスタートアップ事業環境の魅力や日本発のイノベーションをアピールし、海外スタートアップとの協業、海外スタートアップの日本進出につなげる契機とする。

ちなみに、ジェトロはベルリンに、日系企業の現地展開および現地有力スタートアップの日本進出支援などを行う「ジェトロ・グローバル・アクセラレーション・ハブ」を設けている。

(注)スタートアップが投資家に向けて短時間で行うプレゼンテーション。

(増田仁、油井原詩菜子)

(ドイツ)

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