ソフトコンテンツのイベントを開催

(南アフリカ共和国)

ヨハネスブルク発

2018年09月20日

南アフリカ共和国のヨハネスブルクで9月14~16日、コンテンツイベントの「コミコン アフリカ(Comic Con Africa)」が開催された。映画、テレビゲーム、漫画、アニメといったソフトコンテンツ産業の広がりを背景に、3日間で約5万人が来場し、週末の2、3日目はともにオンラインチケットが完売となった。

同イベントでは、消費者層を対象に南アのアニメコンテンツ関連企業によるブース出展に加え、バーチャルリアリティー(VR)、eスポーツ(複数のプレーヤーでサッカーゲームを対戦)体験コーナー、アニメキャラクターのコスプレ大会などが催され、盛り上がりをみせた。出展企業にヒアリングしたところ、「南アでは欧米のソフトコンテンツが主流で、日本の映画、漫画、アニメはさほど認知度は高くないが、『ポケモン』や、『ドラゴンボールZ』『ナルト』といったキャラクターは子供たちを中心に人気があり、さらなるコンテンツ拡大を期待している」という。

ジェトロは、日本の映像コンテンツの海外展開のため、2018年10月23~25日に池袋で開催される東京国際映画祭併設マーケット(TIFFCOM)に合わせ、海外バイヤー10社(うち南アからは2社の予定)を招聘(しょうへい)し、ビジネスネットワークの機会を提供する。

写真 VR体験コーナーの来場者 (ジェトロ撮影)
写真 eスポーツでサッカーゲームを対戦する様子(ジェトロ撮影)

(築舘弘和)

(南アフリカ共和国)

ビジネス短信 97be8727faa7ce8a