日中バイオ医薬産業園と広州市政府、戦略的協定を締結

4月3日、日中バイオ医薬産業園（広州）と広州市政府は戦略的協定を締結した。広州市の張碩輔書記、温国輝市長、広州民営投資の張超民取締役会長が締結式に出席した。同園区は国家レベルの協力園区で、今後、広州市の優位性を発揮し、健康産業システムの構築を目指す。

薬品の生産や国際協力病院などの協力を推進

日中バイオ医薬産業園（広州）は、中国市場への参入を狙う日本の医薬品や漢方薬の生産、医療器械の製造、国際協力病院、科学者交流センター、企業インキュベーターなどの分野における協力プロジェクトの誘致を、今後、目指していく。

広州民営投資は広州市政府が主導し、新興産業分野の民間企業とともに設立した会社で、100億元（約1,600億円、1元＝16円）の広州市政府バイオ産業特別基金を運営している。また、同社は2018年10月26日に北京で開催された日中第三国市場協力フォーラムにおいて、京都大学の100%子会社である京都大学イノベーションキャピタルとの間で「日中および第三国におけるインキュベーション事業の戦略提携に関する覚書」を締結している。

（郭冬梅）