デンソー、ASEANビジネスアワードで「フレンド・オブ・ASEAN」を受賞

(ASEAN)

バンコク発

2019年11月19日

ASEAN地域に多大な貢献をした企業を表彰する「ASEANビジネスアワード」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが11月2日、バンコクで開催され、デンソーがASEAN以外に本社を置く企業を対象とした「フレンド・オブ・ASEAN」賞を受賞した(同社プレスリリース11月11日外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。同賞を日本企業が受賞するのは2018年のオムロンに続き2社目となる。

写真 フレンド・オブ・ASEAN賞を受賞するデンソー・インターナショナル・アジアの桑村信吾社長(中央)〔ASEANビジネス諮問会議(ASEAN-BAC)提供〕

フレンド・オブ・ASEAN賞を受賞するデンソー・インターナショナル・アジアの桑村信吾社長(中央)〔ASEANビジネス諮問会議(ASEAN-BAC)提供〕

同アワードは2007年から毎年、ASEANビジネス諮問委員会(ASEAN-BAC)主催で行われており、ASEAN首脳会議の公式サイドイベントとして位置付けられている。2019年の授賞式では、(1)フレンド・オブ・ASEAN、(2)優先統合17業種(注)、(3)優良中小企業(CSR、雇用、成長、イノベーション分野)、(4)家族ビジネス、(5)若手起業家、(6)持続可能な社会的企業、(7)グリーン企業、(8)スタートアップおよびイノベーション関連企業、(9)能力開発、(10)女性起業家、(11)デジタル中小零細企業の分野で60社超の企業が表彰された。

ASEAN-BACによると、デンソーの受賞理由として、同グループの長年にわたるASEAN地域における生産活動を通じた地域経済への貢献とタイで日本式ものづくりをベースとした生産設備やFA機器を取り扱うシステムインテグレーターの育成に努めていることを挙げている。

(注)ASEAN経済共同体(AEC)ブループリントで定められている優先統合分野で、農業、情報通信技術(ICT)、航空、インフラ、自動車、物流、電気電子、小売り、エネルギー、ゴム、金融、縫製、漁業、観光、食品・飲料、木材、ヘルスケアの17分野。

(蒲田亮平)

(ASEAN)

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