イオンモールのベトナム5号店オープン、国内最大規模

(ベトナム)

ハノイ発

2019年12月12日

イオンモールのベトナム5号店となる「イオンモール・ハドン」が12月5日、ハノイ市南西部のハドン地区にグランドオープンした。

5号店は4フロアの構造で、敷地面積は約9万8,000平方メートル、延べ床面積は約15万平方メートルと、ベトナムのイオンモールとしては最大規模だ(表参照)。車2,100台とバイク9,000台の駐車スペースを有し、年間1,300万人の集客を見込む。同モールには総合スーパーのイオンを含む221店舗が出店。日本からは眼鏡を販売するTOKYO GLASS COMPANY(T.G.C)がベトナム初出店となったほか、ホームセンターのコーナンはベトナム北部に初めて出店した。

表 ベトナム国内のイオンモール

モールが位置するハドン地区は、マンションや戸建て住宅の開発が進んでおり、人口の増加が著しい地域だ。広域幹線道路の整備やハノイ市中心部につながる都市鉄道2A号線の開通も予定されている。モールではイオンの従業員650人を含む約3,000人を雇用し、地元の経済発展にも貢献する。オープニングセレモニーには、ハノイ市のグエン・ドゥック・チュン人民委員長が参加し、イオングループによる経済発展への貢献に感謝と期待を表明した。

イオンモールの吉田昭夫社長は「買い物だけでなく、家族やパートナーとすてきな時間を過ごしてほしい」と述べ、環境に配慮した快適な空間づくりを強調した。

イオンモールはさらに、2020年度内にハイフォン市内にベトナム6号店の開業を予定しているほか、ベトナム国内でさらなる店舗展開を目指す計画だ。

写真 「イオンモール・ハドン」の外観(ジェトロ撮影)

「イオンモール・ハドン」の外観(ジェトロ撮影)

写真 にぎわいをみせる「イオンモール・ハドン」内(ジェトロ撮影)

にぎわいをみせる「イオンモール・ハドン」内(ジェトロ撮影)

写真 「イオンモール・ハドン」のグランドオープンセレモニー(ジェトロ撮影)

「イオンモール・ハドン」のグランドオープンセレモニー(ジェトロ撮影)

(庄浩充)

(ベトナム)

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