エチオピア航空が新型コロナウイルスで成田便を一部運休

(エチオピア)

アディスアベバ発

2020年03月13日

エチオピア航空の日本地区旅客総代理店を務めるグローバルサービス外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて、現在週5便で運航している成田発着のアディスアベバ便(2019年6月17日記事参照)の一部運休を発表した。運休対象は、成田発(ET673)3月9日、10日、16日、17日、23日の便と、アディスアベバ発(ET672)8日、9日、15日、16日、22日の便。その後の予定は不明だ。

エチオピア航空の成田発着便は、韓国(仁川空港)を経由し、韓国で一度、搭乗し直す。日本の外務省によれば、ET672便で日本に帰国した場合も、韓国を経由するために検疫措置の対象となり、日本帰国後、検疫所長の指定する場所での14日間の待機と公共交通機関の利用を控える要請の対象となる(3月9日時点)。

エチオピアでは3月8日時点で、新型コロナウイルスの感染者は報告されていない。しかし、世界的な感染者数の拡大を受けて、エチオピア政府は警戒を強めている。当地で使用する携帯電話には、3月5日にショートメッセージで相談窓口(8335)開設の案内が流れた。公衆衛生研究所外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますでは、感染者が発生した場合に備えて机上演習なども進めている。同研究所は当地での検疫や観察状況について、ウェブサイトやフェイスブックを通じて情報発信している。

(関隆夫)

(エチオピア)

ビジネス短信 4bcd768535bf4fe8