入国制限が発効、事実上カンボジアへの入国が困難に

(カンボジア)

プノンペン発

2020年04月01日

カンボジア外務国際協力省は3月28日、日本人を含むすべての外国人に対し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐことを目的に、一時的なビザの発行停止や新型コロナウイルスへの非感染証明の提出などの入国制限を発表した。入国制限は3月30日午後11時59分から発効されている。制限の内容は以下のとおりである。

  • 観光ビザ、e-ビザ、アライバルビザの発行を1カ月間停止。ただし、外交ビザ(ビザA)、公用ビザ(ビザB)は対象外。
  • カンボジアへの渡航は海外のカンボジア大使館、領事館などで事前にビザを取得。
  • 渡航前の72時間以内に保健当局が発行した、新型コロナウイルスに感染していないことを証明する健康診断書の提出。
  • 補償額が5万ドル以上の保険証書の提示。
  • 入国時の健康診断やスクリーニングの受診。
  • 今般の渡航制限措置は一時的で、世界的な拡大状況を踏まえ、定期的に見直す。

今回の入国規制により、日本人のカンボジアへの入国は事実上困難となった。なお、カンボジアの感染者数は3月30日時点で、107人(うち死者0人)となっている。

(脇坂敬久)

(カンボジア)

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