タイ保健省、医薬品・医療機器などの関税免除対象品目を発表

(タイ)

バンコク発

2020年04月23日

タイ保健省は4月20日、新型コロナウイルスの診断、治療、予防のために関税を免除する医薬品などのリストに係る通達外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを出し、翌日、官報に掲載した。通達には、医薬品、医療機器、殺菌・清浄用化学物質の3つのカテゴリーに区分された計66品目(添付資料参照)がリストとして掲載されており、当該物品については輸入関税を免除される。本通達は2020年3月26日までさかのぼって適用され、2020年9月30日までの時限措置となる。

また、本通達に先立ち、タイ税関は4月10日、保健省リスト品目に対する輸入免税措置の実施手順に係る通達No.76/2020年外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを出した。リスト記載品目を輸入し、本免税措置を受けることを希望する輸入業者は、輸入申告時に、対象品目ごとの恩典コード記載欄に「CVT」と入力する必要がある。

タイ税関、新型コロナウイルス関連の物品貿易にかかる問い合わせ窓口を設置

タイ税関は4月10日、「新型コロナウイルスに関する税関アライアンス」を組織したことを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同アライアンスは、新型コロナウイルスの治療、予防のために必要な物品の貿易を促進するために、税関本庁と主要港湾・空港の税関横断で作られた特設組織。レムチャバン港やバンコク港、スワンナプーム空港などの、港湾・空港ごとに担当者名とその携帯電話番号が公表されており、企業が直接、税関に問い合わせができるかたちとなっている。

(蒲田亮平、シリンポーン・パックピンペット)

(タイ)

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