2021年1月1日から廃プラスチックが輸出入規制の対象に

(韓国)

ソウル発

2020年12月18日

韓国環境部は12月7日、2021年1月1日の改正バーゼル条約の発効に伴い、廃プラスチックについて一部除外品目を除き、輸出入規制対象の廃棄物として管理する旨を発表した。2021年1月1日以降、規制対象となる廃プラスチックを輸出入する場合、韓国国内では廃棄物の輸出入許可などが必要となる。

輸出入規制対象から除外される品目は、単一材質で構成されたポリマー、熱硬化樹脂、フッ素樹脂など17種類の指定プラスチック廃棄物、およびポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)の3種類のみで混合された廃プラスチック(添付資料表参照)。17種類の除外品目は、環境部のウェブサイトを参照(環境部外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)のこと。

一方、韓国政府は既に2020年6月30日から、PET、PE、PP、ポリスチレン(PS)の4品目については原則、輸入禁止(2020年7月1日記事参照)としているため、改正バーゼル条約とは関係なく、当該品目の国内輸入は引き続き禁止とした。

〔当間正明、申智守(シン・スジ)〕

(韓国)

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