杭州で「日本産米の試食商談会・セミナー」を開催

(中国)

上海発

2021年09月15日

ジェトロは農林水産省の「コメ・コメ加工品輸出推進緊急対策事業」の一環として、9月8日に、中国・浙江省杭州市で日本産米の輸出拡大を目的とした「日本産米の試食商談会・セミナー」を実施した。

農林水産省の統計では、中国への日本産商業用米の輸出量は2020年には約1,000トンと2012年(約200トン)の5倍になるなど大幅に増加しており、中国の市場規模を踏まえると今後、日本産米の輸出はさらに拡大の余地があるとみられる。

商談会・セミナーには、日頃、日本産米を使用していない高級日本食レストランの中国人オーナーや料理長ら約20人が参加した。セミナー講師から、北海道産米の「ななつぼし」と「ゆめぴりか」の特徴や中国産米と比較して成形がしやすい点などについて説明があった後、試食商談会が行われた。

参加者からは「日本産米は味が良く、調達を検討したい」「中国産米と日本産米の質の違いについてもっと詳しく知りたい」との感想があった。

ジェトロでは2021年度に、上海市以外の都市を含め、同様のイベント開催を継続していく。

写真 日本産米の試食商談会・セミナー(ジェトロ撮影)

日本産米の試食商談会・セミナー(ジェトロ撮影)

(王志燕)

(中国)

ビジネス短信 51a96a4c6d548664