輸入貨物情報の事前通告システム、10月1日に正式運用の見込み

(エジプト)

カイロ発

2021年09月27日

エジプトでは、オンラインによる輸入貨物の事前申告制度(ACIシステム)の運用が10月1日に予定どおり開始される見込みだ。

ACIシステムの導入に当たり、輸入側の税関や各監督官庁、輸入者などが通関手続きを一元化したプラットフォームNafezaが立ち上げられている。エジプト向け輸出者はCargoXを用い、申告ごとに貨物情報や書類をオンライン上で申告し、手数料を支払うことが求められる。

ACIシステムは、4月1日から試験運用を開始し、7月1日に正式開始の予定だったが、輸入側と輸出側で混乱が生じたことで、正式運用開始が10月1日に延期されていた。現在のところ、再延期のニュースはなく、予定どおり運用開始が見込まれている。

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ACIシステム解説のセミナー開催

正式運用開始を前に、9月19日にはエジプトの弁護士事務所リアド・アンド・リアドが在エジプト日本企業などに対してセミナーを開催し、エジプト財務省が制定したACIシステムに関する法律とその規則などについて解説した。詳細については、ACIシステムの概要と手順に関する添付資料「エジプトにおける貨物情報の事前通告システム(ACI システム)」(セミナー資料を基にジェトロ作成)を参照。

今後の制度変更についての最新情報は、CargoXのホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを確認のこと。

(井澤壌士)

(エジプト)

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