2021年の自動車販売台数は前年比32.8%増

(コロンビア)

ボゴタ発

2022年01月14日

コロンビア自動車協会(ANDEMOS)は1月2日、2021年の新車販売(登録)台数は25万497台で、前年比32.8%増だったと発表した。経済再開と新型コロナワクチン接種の加速による外出の増加にともない、自動車市場も大幅に回復した。

販売台数をブランド別にみると、首位は2020年に続きルノーで、4万8,032台(シェア:19.2%)だった。次いで、ゼネラルモーターズ(GM)のシボレー(注)が3万4,624台(13.8%)。3位から5位には、2万3,9471万台(9.6%)でマツダ、2万179台(8.1%)で日産、1万9,131台(7.6%)でトヨタと、日系メーカーが続いた。そのほかの日系メーカーでは、7位にスズキ(前年:8位)、15位に日野自動車(同位)、16位にホンダ(同位)が名を連ねた(添付資料表参照)。

また、エコカーの販売は大幅に伸びた。ハイブリッド車(HEV)と電気自動車(EV)などの販売台数は1万7,702台で、前年比約3倍になった。内訳は、HEVが前年の3.5倍の1万4,694台、EVが1,712台(3.7倍)、プラグインハイブリッド車(PHEV)は1,296台(0.9%減)だった。メーカー別では、トヨタが6,960台でトップ(シェア:39.3%)。次いで、スズキ(13.1%)、フォード(8.9%)と続いた。

エコカーは税制優遇措置が適用されるほか、ボゴタ市の新たな自家用車の使用規制の対象外となっており(2022年1月11日記事参照)、今後も市場が拡大していくことが期待される。

(注)GMが展開する他ブランドとの差別化のため、表では「GM(シボレー)」と表記した。

(茗荷谷奏)

(コロンビア)

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