イランがBRICSへの加盟を申請

(イラン、中国、ロシア、インド、南アフリカ共和国、ブラジル、アルゼンチン)

中東アフリカ課

2022年07月04日

イランのサイード・ハティーブザーデ外務報道官は6月27日の定例記者会見で、イランがBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国の5カ国で構成する新興国のグループ)への加盟を申請したことを公表した〔6月27日付イスラーム共和国通信(IRNA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

6月23日に中国を議長国として、第14回BRICS首脳会議がオンライン形式で行われた。これに合わせて、翌24日に開催された国際会合にイランのイブラーヒーム・ライーシー大統領が招待され、スピーチを行っていた。同大統領はスピーチで、BRICSの意義について「対立が進む世界の潮流、一国主義、ナショナリズム、制裁や経済措置などの課題により、(BRICSのような)国連と並ぶ新たな組織を設立して強化する必要性が生じている。BRICS加盟国は経済的な補完性と文化の多様性により、相互のニーズを満たし、世界の繁栄と平和を強化するため、それぞれの国の固有の開発経験を共有することができる」と述べた。

また同大統領は、イランの立場について「イランは、豊富なエネルギー埋蔵量、短い経路の安価な輸送・中継網、訓練された人材、科学的業績など、全ての能力と潜在能力を共有する準備がある。政治・経済的、地理的にユニークな立場にあるイランは、BRICSを主要なエネルギー・ルートと世界市場につなぐ安定した信頼できるパートナーになることができる」とした(6月24日付IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

この会合は「グローバル開発に関するハイレベル対話」と題され、イランに加え、アルジェリア、アルゼンチン、エジプト、インドネシア、カザフスタン、セネガル、ウズベキスタン、カンボジア、エチオピア、フィジー、マレーシア、タイの計13カ国がBRICS加盟国とともに参加していた。イランでは、ロシアのマリア・ザハロワ外務報道官が「イランのほかに、アルゼンチンもBRICSへの加盟申請を行った」と述べたと報じられている(6月28日付IRNA外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(稲山円)

(イラン、中国、ロシア、インド、南アフリカ共和国、ブラジル、アルゼンチン)

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