インドネシアでサル痘感染者を初めて確認

(インドネシア)

ジャカルタ発

2022年08月23日

インドネシア保健省は820日、同国で初のサル痘感染者を確認したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。患者はジャカルタ在住の27歳の男性で、発症前にオランダなどへの渡航歴がある。同省は、サル痘の感染力と致死率は新型コロナウイルスよりも非常に低いため、パニックにならないよう国民に呼びかけている。

患者は722日から88日にかけてオランダ、スイス、ベルギー、フランスへ渡航している。帰国後の同月11日からサル痘の初期症状が発生、PCR検査を経て陽性が確認された。患者は顔や足に発疹が出ているが、状態は良好で、現在は自宅で自主隔離している。患者との濃厚接触者の有無は当局が確認を行っている。同省は、サル痘発生国・地域からの空路や海路による入国者に対する警戒を強めるとした。

(上野渉)

(インドネシア)

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