製品標準局、強制規格認証制度で要件とする規格を刷新

(フィリピン)

マニラ発

2022年08月22日

フィリピン貿易産業省製品標準局(BPS)は89日、BPSが管轄する強制規格認証制度(以下、BPS強制規格認証制度)にて適合すべき規格について、最新のフィリピン国家規格(PNS)を反映させた「貿易産業省・行政命令(Administrative Order)第22-02外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表した。フィリピンでは、消費者の安全確保や市場での製品の標準化をはかるため、電気・電子製品や機械・建材、化学品などを87品目対象に、該当するPNSに適合させることを定めている。なお、BPS強制規格認証制度において、規格認証を得ていない製品は、フィリピンでの製造物および外国からの輸入物を問わず、フィリピン市場での流通が認められていない。

適用は行政命令公布日の24カ月後から

BPSの発表によると、貿易産業省・行政命令(Administrative Order)第22-022022612日に発効した。BPS強制規格認証制度において対象となる製造物および輸入物への規制については、製造業者や輸入業者に時間的猶予を与えるため、行政命令の公布から24カ月後に適用される。加えて、BPSは今後、最新のPNSへの適合を促していくため、認証マークの要件や、抜き取り検査、製品テストに関する行政命令や通達を発行するとしている。

(吉田暁彦、サントス・ガブリエル)

(フィリピン)

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