燃料価格、半年余りで30%近く上昇

(エチオピア)

アディスアベバ発

2023年01月11日

エチオピア貿易・地域統合省は1月9日、燃料小売価格の改定を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。これによれば、ガソリン価格は1リットル当たり61.29ブル(約153円、1ブル=約2.5円)、白ディーゼル油(white diesel)が67.30ブルなどとなり、1月8日から適用されている。

燃料小売価格は、2022年6月と9月に改定されており、6月のガソリン価格は47.83ブルだったため、半年余りで30%ほど上昇した。2021年12月の閣僚会議で燃料補助金の削減が決定されて以降、段階的な価格改定が行われている。

なお、今回の改定価格はエチオピア暦1月(西暦2023年2月7日)までの適用となっており、1カ月以内にさらなる価格上昇となる可能性がある。価格改定は直前の発表となるため、エチオピア暦の月末には価格高騰前の給油を目的に、各ガソリンスタンドで長蛇の列が見られるだろう。

(中山泰弘)

(エチオピア)

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