現代自動車、第1半期は増収増益

韓国の現代自動車は4月25日、2023年第1四半期（1～3月）の業績（連結ベース）を発表した。売上高は前年同期比24.7％増の37兆7,790億ウォン（約3兆7,779億円、1ウォン＝約0.1円）、営業利益は86.3％増の3兆5,930億ウォン、当期純利益は92.4%増の3兆4,190億ウォンだった（添付資料表1参照）。

世界市場の販売台数は前年同期比3.6％増の98万7,000台だった。内訳は、北米が12.9％増の23万6,000台、欧州が1.5％増の15万2,000台、インドが4.2％増の14万台だった。国内も25.6％増の19万1,000台となった。一方、中南米が10.0％減の6万2,000台、中国が7.9％減の6万1,000台、ロシアは72.3％減の1万台だった（添付資料表2参照）。

同社は、韓国市場の販売台数増加の要因としては、スポーツ用多目的車（SUV）とジェネシス（高級セダン）などの付加価値の高い車種の販売が好調だったことを挙げており、海外市場では電気自動車（EV）専用ブランドのアイオニックなどのエコカーの販売が好調だったことを増加要因に挙げた。

なお、同社は第1四半期の実績について「部品供給の改善による工場稼働率が上昇し、ウォン安ドル高のメリットを受けて売上原価率が下がるなど、営業利益が四半期ベースで過去最高を記録した」と述べた。

（柳忠鉉）