ベンガルールでジャパン・フェスティバル開催

(インド)

ベンガルール発

2023年05月17日

インド南部のカルナータカ州の州都ベンガルールで、5月13~14日にジャパン・フェスティバルが開催された。当地ではジャパン・ハッバ(「ハッバ」はカンナダ語で「祭り」を意味する)と称し、日本に関心のある若者たちを中心に多くの人が会場に詰め掛けた。

フェスティバルは、ジャパン・ハッバ実行委員会の主催により、インド理科大学院バンガロール校(IISc:Indian Institute of Science, Bangalore)で開催された。13日はテック・ジョブフェアが行われ、(1)テクノロジー、(2)ストラテジー・ビジネス、(3)プロダクト・ブランド・ショーケース、(4)リクルート・ジョブトークの各セッションに日印企業が登壇し、自社の事業概要や商品PRなどを行った。

14日は音楽や踊りに加え、浴衣の着付け、生け花、折り紙などの体験型イベントも行われ、多くのインド人が行列を成した。また、夕方に行われたコスプレショーでは、日本のアニメや漫画好きなインドの若者たちがそれぞれ手作りの衣装で着飾り、750人を収容する講堂に入りきれない人たちが立ち見をするなど、会場は熱気に包まれた。

ベンガルール市内にある日本食レストランや日本食材などを取り扱う店も多数出展し、寿司(すし)、ラーメン、どんぶり、かき氷などの日本食に加え、2022年に輸入が解禁された日本産のリンゴも提供された。

ベンガルールでのジャパン・フェスティバルは、新型コロナ禍を経て3年ぶりにリアル形式で開催されたこともあり、主催者のジャパン・ハッバ事務局の予想を大きく上回る来場者があり、日本のビジネスや文化に高い関心を示す層が一定数いることが示されたかたちだ。

写真 企業プレゼンテーションの様子(ジェトロ撮影)

企業プレゼンテーションの様子(ジェトロ撮影)

(水谷俊博)

(インド)

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