猛暑が続き、一部地域で水供給に影響

(バングラデシュ)

ダッカ発

2023年06月12日

バングラデシュでは4月以降、記録的な猛暑が続いている。

バングラデシュ気象局(BMD)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、6月の首都ダッカの平均最高気温は例年32.1度だが、8日には37.5度の最高気温を記録し、通常よりも暑さが増している。同日の国内最高気温は西部のラジシャヒで41.5度を記録した。さらに、例年よりも降水量が少なく、気温が下がりにくくなっている。

また、停電の発生で冷房が利用できない時間帯も発生し、厳しい環境が続いている。加えて、停電の頻発は水供給にも影響を与えている。ダッカの一部地域ではポンプが停止し、水をくみ上げることができず、水供給に支障が出ていると報じられている(「デーリー・スター」紙6月8日)。

ある日系企業に勤めるバングラデシュ人スタッフにヒアリングしたところ、「居住するボシュンドラ地域ではここ数日間、水供給がないため、ペットボトルの水を利用したり、上下水道公社(WASA)が配給する水を使っている」と話している。

断水に備え、ペットボトルの水の購入・保存なども準備する必要性も出ている。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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