現代自動車、米アラバマ州の工場に2億9,000万ドルを追加投資

(米国、韓国)

アトランタ発

2023年08月24日

現代自動車グループのヒュンダイ・モーター・マニュファクチャリング・アラバマ(HMMA)は816日、スポーツ用多目的車(SUVなど生産のため、米国アラバマ州モンゴメリー市の同社工場に2億9,000万ドルの追加投資を行うと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

今回発表された投資額のうち、19,000万ドルは新型SUVの第5世代「サンタフェ」の生産に向けた金型と設備の更新に充てられる。HMMAがサンタフェの組み立てを開始したのは2006年で、今回のフルモデルチェンジは2018年以来となる。残りの1億ドルの投資は、SUVの「ツーソン」や「サンタクルーズ・スポーツアドベンチャービークル」の生産支援に充てられる予定だ。

同社モンゴメリー工場で開催された式典に出席した、アラバマ州のケイ・アイビー知事(共和党)は「HMMAの約4,000人のアラバマ州の従業員は、米国で最高賞を受賞した自動車を20年近くにわたり製造している。フルモデルチェンジされたサンタフェの生産はモンゴメリー工場にとって画期的な出来事だ」と述べた。また、モンゴメリー商工会議所のラバロン・ブーン会頭は「モンゴメリーとリバー・リージョン一帯の人々は、20年以上にわたり、現代自動車とのパートナーシップから恩恵を受けてきた。この間、HMMAでは16回の拡張が行われ、モンゴメリー工場だけで総額337,700万ドルの投資が行われた」と述べた。

現代自動車グループは20215月、電気自動車(EV)生産や生産設備増強などのため、2025年までに米国で74億ドルを投資すると発表している(2021年5月20日記事参照)。20224月発表のモンゴメリー工場でのEV生産に向けた3億ドルの投資、20225月発表のジョージア州でのEVおよびバッテリー工場新設のための554,000万ドルの投資(2022年5月23日記事参照)、そして今回のモンゴメリー工場における追加投資など、米国南東部における同社グループの投資が拡大している。

(檀野浩規)

(米国、韓国)

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