M－PESA、エチオピアでサービス開始

サファリコム・エチオピアは8月16日、子会社サファリコム・エムペサ・モバイル・ファイナンシャル・サービス（M-PESA）のサービス開始を発表した。顧客はM-PESAを利用し、国内ユーザーへの送金、ネット購入代金や通話料の支払い、銀行口座への送金、銀行口座からM-PESAへの送金を行うことが可能となる。モバイルマネーライセンス自体は5月11日に供与されていたが（2023年5月22日記事参照）、技術的テスト、銀行とのパートナーシップ締結などを経てリリースとなった。

M-PESAのポール・カバブ暫定ゼネラルマネジャーは「M-PESAはアフリカで最も成功しているモバイルマネーサービスで、安全性と利便性により、銀行口座を持っている人もそうでない人も対象となるアフリカ地域最大のフィンテックプラットフォームだ。M-PESAにより、ケニアでは成人人口の90％以上がモバイルバンキングを利用できるようになり、金融包摂が進んだ。この成功をエチオピアで再現することを期待し、サービスの本格開始を待望している」とコメントしている。

（中山泰弘）