第2四半期GDP成長率は前期比0.9%、個人消費が減速

(ルーマニア)

ブカレスト発

2023年09月11日

ルーマニア国家統計局(INS)は9月7日、2023年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率(季節調整済み)の内訳を発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。前期比でみると、全体で0.9%となり、第1四半期(1~3月)の0.5%からやや上昇した。

産業別の内訳は、鉱業・製造業・電気ガスなどが前期比1.5%減、卸小売り・運輸・飲食が1.5%増、専門的および科学技術活動・事務処理サービスなどが7.0%増、不動産が3.9%増、情報通信が1.5%減、建設が2.0%減、農林水産業が1.5%減だった。

需要項目別では、最終消費が前期比2.1%減で、うち約9割を占める個人消費支出が1.9%減、政府支出も5.3%減と減少した。総固定資本形成は4.7%増だった。輸出は0.6%増、輸入は1.5%減だったが、実質価格は輸入が輸出を上回り純輸出額はマイナスだった。

(高崎早和香)

(ルーマニア)

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