「BOUNCE2023」開催、JETRO ZONEに日本のスタートアップなどが参加

(韓国)

ソウル発

2023年09月22日

ジェトロは9月7~8日、韓国の釜山ユーラシアプラットフォームなどで開催されたスタートアップ関連イベント「BOUNCE 2023」に、協業プログラムとしてJETRO ZONEを設置した。ジェトロが同イベントに参加することは初の試みだ。

BOUNCEは、ビジネス・エコシステムの連結を目的とした釜山を代表するスタートアップイベント。2017年の初開催以降、アイデア、起業、産業、技術トレンドなどを自由に共有し、ネットワークを構築することを目的に、毎年4,000人あまりのスタートアップ関係者が集まる。2023年は釜山アスティホテル、釜山ユーラシアプラットフォーム、釜山ワーケーション拠点センターを会場として開催された。主なプログラムは次のとおりだった。

  1. 企業投資説明会(IRピッチング):スタートアップ12社、投資会社24社が参加し、投資ラウンド別に説明会を実施。スタートアップだけでなく、投資会社側の説明会(リバースピッチング)も行い、投資会社が望むスタートアップ像を説明。
  2. 1対1ビジネス商談(ミートアップ):ロッテベンチャーズ、ポスコ技術投資など20社あまりの投資会社とネイバークラウド、サムスン重工業など26社の大企業·中堅企業が参加。
  3. セミナー・フォーラム:グローバルエコシステム、ワーケーションなどに関する説明会や討論会を実施。

JETRO ZONEには日本のスタートアップ、証券取引所が参加

今回、JETRO ZONEには日本のスタートアップ4社、証券取引所1社が参加し、ピッチングイベントや相談会を実施した。会場は、日本への進出や投資に関心を持った韓国国内外のスタートアップ企業、投資家、創業支援関係者など、多くの人でにぎわった。

ピッチングイベントでは、各企業が質疑応答を実施し、和やかな雰囲気の中、来場者と双方向で活発な交流が行われた。

出展企業からは、「自社のサービスに対する評価や意見を聞くことができた」「来年もBOUNCEへの出展を希望する」「今後とも韓国をはじめとするグローバルビジネス展開を強化していきたい」などの声が聞かれた。

ジェトロは、対日投資誘致やイノベーション創出に注力し、積極的にソウル以外の地方都市でのブース出展を継続する予定だ。

写真 JETRO ZONEでのピッチングイベントの様子(ジェトロ撮影)

JETRO ZONEでのピッチングイベントの様子(ジェトロ撮影)

写真 JETRO ZONEでの相談会の様子(ジェトロ撮影)

JETRO ZONEでの相談会の様子(ジェトロ撮影)

(花輪夏海)

(韓国)

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