米アリゾナ州フェニックスで日本食やエンタメなど日本文化に関するイベント開催、約1万人が来場

(米国、日本)

ロサンゼルス発

2023年10月16日

米国アリゾナ州フェニックス市で1078日、日本の文化を体験できるイベント「Taste of Japan」が開催された。同イベントは、在ロサンゼルス日本総領事館やジェトロなどの協賛の下、イベント運営会社のTanoshii Projectが主催したもので、これまでにカリフォルニア州アナハイムなどで開催され、アリゾナ州内では初めての開催となった。会場では、日本食・日本酒などの日本の食文化や、アニメグッズなど日本のポップカルチャーなどに関する約70のブースが出店された。また、会場のステージでは、太鼓のパフォーマンスやコスプレコンテストなどが行われた。

写真 ステージでのパフォーマンスの様子(ジェトロ撮影)

ステージでのパフォーマンスの様子(ジェトロ撮影)

写真 来場者でにぎわうブース(ジェトロ撮影)

来場者でにぎわうブース(ジェトロ撮影)

イベントが開催された2日間の来場者数は主催者発表で約1万人にのぼり、行列ができたブースも多くあった。来場者からは「食だけ、エンタメだけを目的にきた人でも、より広く好意的に日本のことを知る機会となる」「想像していたよりも現地(米国)の方が多く来場しており、あらためて日本に対する関心の高さを感じた」などの声が聞かれた。

また本イベントでは、ジェトロもブースを設置して、ホタテ、マグロ、ハマチの試食を通じて、日本の水産物のPRを行った。試食には行列ができ、現地の来場者からは「(試食した水産物は)柔らかくておいしい。日本の水産物は素晴らしく、大好きだ」「ALPS処理水の関係で日本の水産物のことを気にしている人もいるのかもしれないが、米国では特に問題になっていないのではないか」といった声が聞かれた。

写真 日本産水産物の試食の様子(ジェトロ撮影)

日本産水産物の試食の様子(ジェトロ撮影)

写真 マグロ解体ショーの様子(ジェトロ撮影)

マグロ解体ショーの様子(ジェトロ撮影)

(堀永卓弘)

(米国、日本)

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