2023年の外国直接投資、申請・認可額ともに中国が首位、日本は4位

(タイ)

バンコク発

2024年02月20日

タイ投資委員会(BOI)は2023年のタイへの外国直接投資統計PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を公表。申請ベースでは、投資額が前年比71.7%増の約6,632億バーツ(約2兆7,854億円、1バーツ=約4.2円)、投資件数が38.2%増の1,394件だった(添付資料表1参照)。

申請額を国・地域別にみると、中国が前年比2.2倍の約1,594億バーツで、全体のシェア24.0%を占めて首位となった。シンガポールが2.9倍の約1,234億バーツ、シェア18.6%で2位。日本は60.9%増の約792億バーツ、シェア11.9%で4位だった。

認可ベースでは、投資額が前年比78.1%増の約5,590億バーツ、投資件数が68.1%増の1,350件だった(添付資料表2参照)。投資額を国・地域別にみると、中国が3.1倍の約1,248億バーツ、シェア22.3%で首位、シンガポールが2.9倍の約993億バーツで、シェア17.8%の2位、日本は31.0%増の約655億バーツで、シェア11.7%の4位だった。

タイ政府が産業高度化を目指す「タイランド4.0」でターゲット産業とする12分野の投資状況をみると、タイ資本も含めた申請ベースでは、投資額で電気電子・エレクトロニクス(3.6倍、約3,421億バーツ)、観光(1.9倍、約160億バーツ)、バイオテクノロジー(3.7倍、約318億バーツ)が大幅に増えた(そのほか、認可ベースでの詳細などは添付資料表3、4、5、6参照、2023年11月24日記事参照)。

(高谷浩一、チャナットパット・スクマ)

(タイ)

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