2023年度4月から10カ月間の外国直接投資認可額、前年同期比58.7%減

(ミャンマー)

調査部アジア大洋州課

2024年03月07日

ミャンマー投資企業管理局(DICA)が発表した外国直接投資統計によると、2023年4月から2024年1月までの外国直接投資認可額〔ティラワ経済特区(SEZ)を除く〕は、前年同期比58.7%減の6億1,004万5,000ドルだった(添付資料表参照)。

1月の投資認可額は781万1,000ドルで、2023年9月以来となる、1,000万ドルを下回る低い水準になった。

同月に投資認可を受けたのは3カ国・地域で、内訳は中国(新規6件を含む計503万7,000ドル)、香港(新規2件を含む計207万4,000ドル)、シンガポール(新規1件を含む計70万ドル)。

1月に投資認可を受けたのは製造業とサービス業の2分野で、金額は製造業が639万9,000ドルとサービス業が141万2,000ドルだった。

この結果、2023年4月から2024年1月までの累計の外国直接投資認可額の業種別内訳は、電力(61.4%)、製造業(19.5%)、運輸通信(12.8%)、畜産水産(3.8%)、不動産(1.7%)、農業(0.5%)、サービス業(0.4%)となった。建設、ホテル観光などの5業種では外国直接投資はいまだ認可されていない。

(アジア大洋州課)

(ミャンマー)

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